●ウール
価格は高価ですが、ウール(羊毛)はコットン(もめん)と並んで消費量が多く、衣料用の原毛はオーストラリアからの輸入が大半を占めていますが、カーペット用はイギリス、ニュージーランドなどの原毛が使用されています。 特徴は、“ウールの七不思議”といわれているように、染色性、吸音性、吸湿性、汚れにくく汚れを落としやすく、難燃性、クッション性、保温性に優れた性能をもっています。ただ、虫やカビに侵されやすい欠点があるので防虫加工を施しています。
●アクリル
日本では最も多く使われている合成繊維です。ふっくらとして柔らかく、保温性や弾性が良いなどウールに似た風合いを持っています。染色鮮明度が高く、テクスチャーの表面に繊維がキラキラする光沢があるものが多いのが特徴です。価格も安価ですが、火や熱に弱いので難燃加工処理をしたアクリルカーペットを選ばれることをお薦めします。
●ナイロン
特徴は、引っ張り強度が強く、水に濡れても、その強度はほとんど変わりません。また、薬品、油、カビや虫害を受けない点も特徴ですが、屈曲弾性や摩擦強度が他の繊維に比べて格段に優れ、したがって耐久力があり、業務用途を中心に幅広く用いられています。 素材特性から歩行量の多い場所―廊下、階段、ホールなどに適しています。ナイロン素材の問題点としては、静電気が起こりやすく、毛玉ができやすい(紡績糸の場合)、高温で軟化溶融したり、白い物は紫外線によって黄変することがあります。しかしこれらの問題点は、例えば静電気については、静電加工が素材あるいは製品段階で施されるなどで解決策が計られています。
●ポリプロピレン
特徴は、ナイロンと同様に強度に優れ、繊維の中でもっとも軽く(比重0.91)、酸・アルカリなど化学薬品にも強く、カビなどにも抵抗力があります。吸湿性がないので、濡れても乾きやすいですが、染料となじまない欠点をもつので、プラスチックなどの彩色と同じように原液着色といって、繊維にする前の原料のうちに顔料を加えて着色しています。原着は鮮明性はやや乏しいが、堅牢性に優れています。カーペットの問題点としては、弾力性に乏しく、熱に弱く、堅い感触がするなどありますが、むしろ、このような特性を生かしてレベルループカーペットやニードルパンチなどに使用されています。
●ポリエステル
摩擦に強く、シワになりにくく、形態安定性に優れています。合繊繊維の中ではもっとも熱や薬品にも強く、カビや虫に侵されず、吸湿性が少ないために乾きが早いなどの特徴があります。
●タイルカーペット
カーぺットを45cm角や50cm角のタイル状にした床材のことです。接着剤を用いず必要な部分に置き、交換が容易なので、オフィスなどに多く利用されています。

≪リフォームのお打合せ時は何かと専門用語がでてまいります、少しお勉強してみては如何ですか?≫